2001年 今週の意見 1月
今週の意見(199):
ライフスタイル
新年の新聞は大企業の企業広告が目を引く。銀行,証券、電機、自動車など
など大手企業がそれぞれ21世紀にあるべき企業理念を訴えている。
そんな中、1月4日の日経新聞に載ったカネボウの「2001年,私たちは
「ザ・ライフスタイルカンパニーを宣言します。」 というキャッチフレーズが
目を引いた。
ライフスタイルとは・・「人々がある目的に向かって、自分らしく創造的に歩
む自己実現のための姿勢や方法」 というもの。・・私たち「カネボウ」は21世
紀を迎えてこうした無数の「ライフスタイル」で生きる一人ひとりの人たちを心か
ら応援する力になりたい・・・。
なるほど、なるほど。今年みた数多い企業理念メッセージの中で一番いいもの
だと思った。いや、もう少し、付け加えるなら、創造的に自己実現をめざして生
きるとは、より「知的な生活」をめざすということだろう。
IT革命が叫ばれるなか、Iは情報、Informationの意味だが、もう一つのIは
知能、知的なるもの、Intelligenceの意味があるのではないかと、MLメンバー
のお一人が指摘してくれたことを思いだした。
さらに、私がかってまだまだ向学心に燃えていた頃読んだ、2冊の本を思い出し
た。渡部昇一氏の「知的生活の方法」と梅棹忠夫氏の「知的生産の技術」である。
私は何かある度にこの2冊の本を取り出して、読んでみるが、そのつど、人生にお
いて「知的生活」にこだわることの意味を新たにするのである。
2001/1/6
Tadashi HAYASE
今週の意見(200):
本年のML
今年も早朝からパソコンに向かう毎日が続きそうです。本年もよろしくお願い
申し上げます。
一月中旬からあるパソコンメーカのユーザクラブのコラムを3ケ月間ばかり書
きます。テーマは「パソコン知的生活のすすめ」です。対象は登録ユーザ会員で
すから年齢職業など関係ありませんが、かなりの部分60−75歳の熟年層の方
を念頭においています。
IT時代にあって、ともすればその時代の流れに取り残されそうになる熟年者
のパソコンライフをがんばって新しく始めて欲しい、始めようという話題です。
1月1日の朝日新聞の世論調査でも、国民の65%がネットに期待し、これに取
り組もうとは思っているものの、さあそれについて行けるか、高年齢者の方ほど
不安に思っているという記事がありました。関連記事を参考に載せておきます。
このコラムとも関係しますが、MLで、今年もぜひみなさまとともにIT関連
で話題にしていきたいことは次のようなテーマです。みなさまも折りに触れてこ
うしたテーマについてご意見をいただければ幸いです。
「私のパソコンライフ」
「MLを楽しむ」
「趣味を活かすパソコン」
「ホームページを作ってみよう」
「よもやま話の楽しみ
「ネットで作る日記と自分史」
「ネットで楽しむ音楽」
「下手な川柳楽しもう」
「IT時代に生きる意味」
「家族でパソコンを楽しむ」
「子供にパソコンの教え方」
「ネットワークが日本を変える」
テーマはこの他数多くあります。
新しい年、みなさまとこうした問題で意見交換ができていけたら幸いです。
2001/1/13
Tadashi HAYASE
今週の意見(201):
子供のパソコン教育
IT基本法ができてビジネスの分野、政治の分野の仕事をデジタル化するいう目的
を達成するために、情報のインフラ整備の必要性がうたわれている。それともう一
つ、国民の誰もが、情報ネットワークに参加できるように、そのリテレイシーをい
かに向上させるというのが大きな目標になっている。
その点に関しては、企業や、官庁関係に勤務する現役の人々については、それぞれ
その業務遂行上、必死でその情報リテレイシー向上に努めるだろうし、またそれぞれ
の事業所においてそのための訓練を行うであろうからその層については心配はない。
現役を退いた熟年層の情報リテレイシー向上については、とりあえずそれぞれその
自助努力に待つしかない。そのことについては過去何度かここでも触れてきたし、ま
た富士通のユーザクラブのコラムでもすでに総論を述べたところである。各論につい
てはこれから具体的な話に入っていくところである。
これからのIT関連の教育で一番大切な対照は次世代を担う子供達であることは言
をまたない。小学校、中学、高校、そして大学の間にいかにそれぞれの教科と関連し
てどうパソコンや、インターネットを教えていくかは極めて重要な問題である。
その具体的な方法論についてここで詳細に論じるつもりはない。が、学校でのこと
は学校や専門家にまかせるとして、家庭で親として、また祖父母という立場でパソコ
ンやインターネットを学ぶ子供達にどんなアドバイスをしたり、その学習を助けたり
場合によっては自ら教えたり、一緒に学んだらいいかということであろう。
1月13日の日経新聞30ページに慶応幼稚舎の鈴木先生が、IT教育として「小
学校から対話能力を磨く」ことの大切さを書いておられた。まさにそれがポイントで
あろう。そのために具体的に親として祖父母として家庭内で何ができるか。一つには
ホームページ作りやメール交換を通じて、自然に読み書きの基本コミュニケーション
の基本をしっかり学ぶことの援助ができたらいいと考えるわけだ。
メール交換はもちろんテキスト中心のメッセージだが、、それに加えて写真とか音
楽とか、イラストなどを加えたメッセージの交換ができたらどんなにいいか、楽しい
かということだ。私もその一部を実行しているが、それで子供達が親族、親類の人と
だけでなく、友人や先生そして、他の人々と自由にそうしたコミュニケーションがで
きるようにすることが大切だと思うのである。
それからもう一つ、パソコンはコンピュータであるという本質を是非子供に教えた
いものである。そのため今更と思われるかもしれないが、私は数学、算数の時間の中
で教科と関連して、BASICのプログラミングを是非子供達に教えて欲しいと願う
ものである。別にBASICとは限らないが、自身の経験からプログラミングのおも
しろさ楽しさをしるために、BASICに勝るものはないのではないかと考えるので
ある。それはパソコンを学ぶことのもう一つの本質ではないかと考える。
2000/1/20
Tadashi HAYASE
今週の意見(202):
成人式の混乱
成人式の混乱が話題になったが、たまたま四国の二つの県の対応が対象的であっ
た。成人式会場で騒いだ若者を橋本知事はどなりつけ、退場するように言った。
一方高松市のでは増田市長は目の前でクッラカーを鳴らされて、どなる暇もなかっ
たのだろうが、市長はそのまま話を続けた。
高知の場合、その数日後、式で騒いだ若者が橋本知事を訪問し、それを謝罪した
という。知事は彼らを歓迎し、夫妻で紅茶でもてなしながら、2時間あまりいろい
ろな話をしたという。
高松の場合の対応は対照的だった。市当局は警察と相談して、騒いだ若者数人を
威力妨害罪で告発したのである。騒いだ若者もまさか、そんなことで刑事告発され
るとは夢にも思わなかったにちがいない。天罰てきめんだからそれはそれでしかた
がない。
しかしである。問題の解決としてどちらがよかったか、ということだ。どちらが
解決策としてベターであったかだ。香川の解決策はそういう行為が刑事罰にもなる
のだという警告を世の若者たちに与えたという意味はあったが、果たしてそれが、
真の前向きの解決になったのかどうかである。
その点では高知の解決の方がベターだったのではないだろうか。若者達の意見や
提案も聞きながら、今後成人式をどう運営していくべきかという意見が行政側と参
加する側で交わされたという意味においてである。香川の場合は一切それがなく、
相変わらず行政側が成人式そのものを将来どうするか、自分達だけで検討している
ということなのである。
2000/1/28
Tadashi HAYASE
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