2003年 今週の意見 4月
今週の意見(213):
伝統人事
大島農林水産大臣が前秘書官口利き疑惑問題で辞任した。小泉首相はこれを受け
新任として橋本派から保利耕輔氏を就任させようとした。が、保利氏はこれを固辞
し、結局山崎派の亀井善之氏が就任した。
ただその事実だけを読んでいると、なんのことはないが、要するにこれまで行わ
れてきた自民党の伝統的派閥人事の復活である。小泉首相になってから、それでも
派閥超えて首相主導の人事が行われてきたのだが、ここにきて首相の政治的求心力
が衰え、また伝統的人事の復活劇だったのだ。
小泉内閣になってからも何人か閣僚の不祥事で、トカゲの尻尾切り人事が行われ
てきたのだが、今度はそれに加えて、派閥次元の人事抗争である。いわゆる抵抗勢
力の復権である。
一体日本の政治はいつまでこんなことを続けるのか。こんなことを繰り返す自民
党に構造改革だ、低迷する経済の本格的建て直しなどができるわけがないのだ。
2003/4/2
Tadashi HAYASE
今週の意見(214):
破壊と復興の二本立て
米英軍がバグダッドに侵攻し、フセイン政権は事実上崩壊した。後は何時米英が
戦争をやめ、勝利宣言するかだけになった。
さあそれでどうなるかである。イラク戦後復興策をめぐって米英間はもちろんフ
ランス、ロシア、ドイツ他国連との間でその方法で対立を続けているようだ。アメ
リカは、戦争後はしばらくイラクに駐留して自らの手で復興に当たる意向だが、イ
ギリスは国連主導のそれを主張している。他の国連加盟国はもちろん国連を主体と
した復興を主張している。
大量破壊兵器が見つからない今、アメリカはしばらく自らの手で徹底的にその発
見に全力を注ぎたいだろうし、またそれがあろうとなかろうと、自らの手で独裁国
家を粉砕した大義名分を民主国家建設で示したいところだ。かって日本の占領政策
で成功を収めたようにである。
どう考えても国連の意向に逆らい米英が始めた今回の戦争には無理があった。大
義がなかった。仮にそれがあったとして、今度こそは国連の主導のもと、その復興
に当たることのどこのいけないのか、どうしてそれができないのか、全く筋が通ら
ない。
米英首脳の会談でアメリカは復興のために国連も重要な役割を果たすべきとの見
解を一応述べたものの、自ら主役を演じずるつもりであることも表明した。その程
度配役の具合で、国際社会がさらに紛争を続けることのないようお願いしたいもの
である。
2003/4/9
Tadashi HAYASE
今週の日記(315):
大売出し
新聞なんてもう本当は購読する必要がない。ニュースはテレビ、インターネッ
トで十分みれる。それで新聞なんてもうやめよう、と妻にに提案をしたら、けちな
はずの妻が、いや新聞をやめたら、大売出しの広告が入らないなるからダメだとい
う。なんのことはない。毎月4000円、5000円払って、近辺のさまざまな店
の大売出し広告を買っているわけだ。問題はその分本当に買い物で節約できるかど
うかだ。
広告が入ると、あそこで何を買ってこい、こちらで何を買ってこいという指示が
出る。よくわからないが、洗剤だ、テイッシュペーパだ、卵だなんだと確かに安い
らしいが、元々の価格がそんなに高いものではないから実際にそれで節約できる金
額なんてたかがしれているのである。
卵98円が88円だから買うのだとおっしゃる。砂糖が200円のところ、180
円だから買ってこいという。が、たった10円、20円の話である。それをいうと、
「何言ってるのよ、その積み重ねが大きいのですよ・・・」
セールと称する日は、いつもそうなのだが、行ってみると駐車場は満杯である。
平生はほんのぱらぱらなのにである。
こうしてみなさん次から次へ、セールの日を狙って市内いくつかのスーパーで買
い物するようだ。まあそれだけ、みなさんどなたも生活防衛に一生懸命なのだろう。
それはわかる。
安い目玉商品を買うついでに、私などはこれは食べてみよう、料理に使ってみよ
うというものをどんどん買い物かごに放り込む。だからなんのことはない、一向に
節約になどになっていないのである。それについてはカミさんもたいしたチェック
を入れないところがまたおもしろい。
2003/4/16
Tadashi HAYASE
今週の意見(316):
変わらぬ銀行の体質
先週の日曜日報道2001を見ていたら石原知事が出ていて、新しい施策として
中小企業へ融資などを主に手がける銀行を作るのだという話をしていた。司会者が
その必要性はわかるが、それでは、いわゆる官から民という時代の流れに逆行する
のではないかという質問をしたのに対し、知事は現在の都市銀行は、そうした企業
のニーズに応えていない。銀行としての機能を果たしていないということを指摘さ
れていた。
その通りだと思った。今は日本の大銀行は自身の保身に大変で、いわゆる貸し、
しぶり、貸しはがしが起こるのも短期的にはやむをえない面があることはわかる。
が、かってはその経営にもっと余裕があった時代があったはずだが、要するにその
担保主義によってカネを貸すか、どうかを決めるわけだからこれから時代を背負っ
てたつ、ベンチャー企業、発展の可能性を秘めた中小企業への資金援助など殆どや
ってこなかったということだ。それがこれからその体質が変わるか、というとどう
もその期待が持てないということなのだ。
企業にとって必要な資金を融資をしてくれるはず銀行などそんなものだが、私た
ち個人消費者として今の銀行に一体何を期待するか、出来るのかというと、これま
たその魅力が何もないと言わざるをえないのである。私個人も一応口座を持ち、預
金もしている地元の銀行はあるのだが。
その口座がある銀行から時々担当者が電話をしたり、訪問したりして、満期にな
った定期をなんとかという別の定期にしてくれと言ってくる。そしてそれだと利子
が0.1%得なのだというのだ。 同じことをわざわざ本社のそういう課があるの
だろう、直接電話で売りこんできたりする。
いつもはどっちにしても大勢に影響がない、面倒なので、はい、そうしますとい
うのだが、先日はそうした電話についつい言ってしまったわけだ。「あなたの銀行
には何かもっと別の魅力ある商品はないの。そんな0.1%がどうのこうの言って
も何の魅力もないではないですか。銀行なんてどこも相変わらず横並びのサービス
商品しかありませんね。」
電話の相手の女性、「はいではまた」と電話を切ってしまった。ちょっと悪い気
がしたが、要するに昔も今も日本の銀行なんて全くその経営の中身、センスが変わ
っていないと感じたわけだ。
それもこれも、金融不安を名目にそのダメな時代遅れの経営を特別扱いし、公的
資金を投入してまで助けるような、ものの考え方自体から変えていかないとダメな
のだろうと考えたわけだ。
2003/4/23
Tadashi HAYASE
今週の意見(317)
統一地方選挙
今住んでいる町は、東京都にも関わらず、鉄道が一本もなく実に不便。立川に出
るにもバスで40分近く掛る。だから不便だ、モノレールを誘致しょうと住民運動
などもやっている。でもおかげで静かなのが取り柄。毎日の生活にはなんの不便も
ないし、私自身は大変気に入っている。モノレールなどそんなもの入らない、とい
うので仲間からも顰蹙を買っているが、私は本気である。
そんな静かな街が一週間毎日騒音に包まれた。市議会議員選挙なるものがあった
からだ。朝から暗くなるまで、マイクロホンでがんがんがなり立てる。選挙だから
しかたがないと我慢はするが、それにしてもやかましいだけでなくその中身の貧弱
なことと言ったらない。
「毎度お世話になります。なにとぞXXXをよろしくお願いします」「XXXで
す、がんばっております、最後の最後までよろしくお願いします。」 何よそれっ
て感じ。そういうスタイルはこの何十年全く変わらない。市議会で何をやったか、
何をやろうとしているか、他の候補者とどこが違うか、何を一番大切だと考えてい
るか、など訴えることなど皆無。ただ名前の連呼、連呼なのだ。
私自身はもう市議会など入らないというくらいの考えを持っている。いや仮に必
要であったとしても、高い公費を払ってやってもらうことはない、欧米の例にある
ようにボランテイアでいいのである。
なのに一体こんな小さい市になんでそんな大勢の議員など必要なのか。そのレベ
ルはあの選挙運動ぶりをみたら十分わかる。
投票にわざわざいくほどの意味があるかとも思うが市民の義務だからと静寂を取
り戻した道を歩いて日曜日の夕方投票所に向かった。さあ誰に投票しようかと道を
歩きながら考えたが、よくわからない。「そうだ、白票でいいではないか」とそう
するつもりであったが、さてエンピツを握ってから考えが変わった。
結局今の市制のあり方、ほとんどの有力政党が与党化している馴れ合い市制の現
状がおかしいと主張していた議員候補者の一人に投票した。うん、それでよかった
と思った。あの人多分落選するだろうが、それでいいと考えたわけだ。
2003/4/30
Tadashi HAYASE
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