2001年 今週の意見 4月
今週の意見(212)
自民党の次期総裁
自民党次期総裁選びが進行中である。なんのかんのいいながら結局は派閥次元の
争いに終始しているようだ。小泉氏がそれまで所属し、自ら会長をやっていた森派
を離脱して、他の派からも広く支持を集められるようにするという。おかしな小手
先の策である。
亀井氏は大幅減税をうたったり、消費税を5%から3%に3年間下げて消費拡大
をするなどといってるが、そんな甘い話は今や通用しないことは国民が百も承知で
ある。亀井氏はそもそも総裁選挙で勝とうなどと思っていない。森派、橋本派の争
いの間にあってキャステイングボートを握り、新総裁の下でも、政調会長に就任す
るのがねらいだという。もう亀井政調会長など結構だ。
結局最大派閥の橋本派から出る橋本氏が最有力候補みたいだが、どうも新鮮味に
欠ける。新しい総裁にはそのリーダシップと政策の中身が一番問われるわけだが、
心機一転、人心一新という意味で、新鮮さ、清新さこそ一番大切な要素なのだ。元
総理総裁などもう出る幕ではないと思うがいかがであろうか。
5月の大型連休までに総裁選びが進むようだが、それから一ケ月もすれば参議院
選挙である。候補3人の内誰が総裁になっても、新鮮味は全くない。魅力もない。
来るべき参議院選挙で自民党が大敗し、政界が大きく再編される以外日本再生の道
はないものと私は思う。
2001/4/14
Tadashi HAYASE
今週の意見(213)
前台湾の総統李登輝氏に対する日本へのビザ発給をめぐってもめていたが、日本
政府は氏の日本訪問を政治的な活動に関係なく、病院での治療目的であり、人道的
立場からこれを認めるという方針になったようだ。中国はこれに対し、いずれの理
由にせよ、それはまかりならぬこと、もし日本がそれを認めるなら日中関係に重大
な悪影響があると圧力をかけている。
中国との外交関係から言って、ことは慎重にならざるをえないことは理解できる
が、どうしてそこまで中国に遠慮しなければならないのかと思うわけだ。李登輝氏
にはビザを発給するが、氏が日本国内で一切の政治的活動をしないという文書での
一札をいれろという要求があって、李登輝氏側は「そのような屈辱的な条件なら日
本の訪問などしない」としているらしい。当然のことだ。
日本の外交姿勢、中国へのそれはあまりにも弱腰すぎないか。教科書問題、大臣
の靖国神社参拝問題ほかなにかにつけて、およそ内政問題といえることまでいちい
ちケチをつけてくる国に対し、日本はもっと毅然たる態度が欲しいものである。
2001/4/21
Tadashi HAYASE
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